奥三河 袖山(1187m)、八嶽山(1140.5m) 2015年12月6日  カウント:画像読み出し不能

所要時間 6:58 林道終点−−7:00 東又峠−−7:38 袖山−−8:02 東又峠−−8:14 1040m鞍部−−8:34 展望台−− 8:35 八嶽山 8:40−−8:52 1040m鞍部−−8:58 東又峠−−8:59 林道終点

場所長野県下伊那郡天龍村
愛知県北設楽郡豊根村
年月日2015年12月6日 日帰り
天候
山行種類一般登山
交通手段マイカー
駐車場林道終点に駐車可
登山道の有無あり。ただし部分的に薄い
籔の有無無し
危険個所の有無無し
山頂の展望袖山:無し
八嶽山:南西方面に展望あり。展望台からは南側に展望あり
GPSトラックログ
(GPX形式)
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コメント長野県側から上がる林道を終点まで入ったら東又峠直下まで出られた。県境尾根上は登山道があるが道は薄く標識も少なく作業道が入り混じって下りは方向注意




林道終点。東又峠(1000m鞍部)北側まで延びていた 東又峠峠は目の前
文字が消えた標識 東又峠からの日の出
袖山へ向かう。道が薄い 雪が僅かに残る
1170m肩 1150m鞍部
袖山直下の登り 袖山山頂
地元では袖山岳と呼ぶらしい 東又峠に戻る
ワイヤーが絡んだ木。植林帯だからなぁ 1050m鞍部北側の造林小屋
造林小屋内部 造林小屋内部
1050m鞍部で尾根に復帰 1070mで南に尾根が分岐
南尾根の標識。団地に下るのか? 最低鞍部は東又峠との名称が判明
東側の展望 南ア深南部南端。かなり白い
雪が登場 中央アルプス
展望台 注意書き
展望台から見た南の展望 山頂直下の反射板
てっぺんが八嶽山山頂 八嶽山山頂
東に下る方向の標識 林道終点到着


 長野県最南端の山が袖山と八嶽山だろう。愛知県との県境に位置し天竜川から近い位置にある。地形図では南側からいくつか破線が上がっているが、アプローチが一番楽そうなのは北側の林道から。最近は山によってはDJF氏のように最近は衛星写真も利用しているが、この林道はかなり上まで延びているのが見えた。ただしゲートの有無や路面状況までは見えず、現場に行ってみないと実際に走行可能かは分からない。でも車が通れなくても人は通れるだろうから利用価値はある。

 カーナビに導かれて天竜川沿いの県道を右折。しばらくして左に分岐する林道に入る。さて、どこまで車で上がれるか。しばらくは道は細いが舗装道路が続き、民家?で鋭角にカーブした先から林道らしくなってくる。やがてダートに変わり路面状態が悪い区間といい区間が入り混じる。普段から車が入っている形跡が濃く、私の車でも何とか通行可能なレベルだ。カーナビで道が無くなる場所から先も林道が続き高度を上げていく。そしてようやく林道終点に到着。目の前には鞍部。おそらく県境稜線まで達したと思われる。高度計の表示は1000m前後だったので間違いないだろう。今夜はここで寝た。

 翌朝、天気予報は下り坂だが当初予想より天気の崩れは遅れ気味で雨は夕方かららしい。雨の心配はしなくて済みそうだが念のために雨具は持つ。

 目の前の杉植林帯を少し登れば鞍部に到着(1000m鞍部)。県境稜線ならば明瞭な登山道があると思いきや、踏跡程度の薄い道しかない。あれ? 県境ではないのか? しかし文字がほとんど消えた角柱には「袖山」の文字が微かに見られ、少し離れた左手にはもう少しマシそうな標識が目に入った。これは県境と考えて間違いないだろう。しかし予想外の道の薄さは意外だった。

 まずは袖山に向かう。植林の尾根は最初から急な登りが始まるが明瞭な道は無く、藪も皆無で適当に登っていく。目印が点在するが尾根筋は明瞭な地形なので登りでは不要だろう。

 最初のピークというか肩に到着するが標識等は一切ない。これが本当に県境なのか?と思わせる光景だ。袖山までピークがいくつもあって偽ピークに騙されないように真面目に地図を読みながら歩く。GPSに山頂の緯度経度を入れればそんなことはせずに済むのだが、この程度の地形でGPSのお世話になるのもしゃくなのでロガーとして働いてもらう。

 同じような高さの尾根が続いて顕著なピークは無く、山頂標識が無ければ知らずに通過してしまいそうな地形の連続だ。山頂直前で巻道が登場するが特に標識は無く、読図結果からもこのピークが山頂と思われたのでそのまま尾根上を登ると袖山の山頂標識があった。現地の標識は「袖山岳」と書かれていた。地元ではそう呼んでいるのかもしれない。少しだけ雪が残るが昨日の観音山よりも標高は低いので靴が濡れるほどではなかった。

 続いて八嶽山に向かう。しかし下り方向は登りでは気付かなかった尾根分岐が多数あり、どれも作業道?があったり目印が付いていたりと県境なのか簡単には見分けがつかない状況で、またもや読図が必要だった。雪がもう少し残っていれば往路の自分の足跡でルート判断できるのだが。

 出発地の1000鞍部に戻って南側のまともな標識を見ると尾根上を東方向は東又ルート尾根中間地点(八嶽山)、東へトラバースするように下る道は東又集落跡と書かれていた。集落跡がどこを指すのか皆目見当が付かないが、南斜面のどこかなのだろう。

 鞍部の東側は1050m峰があるが左(北)を巻くような道を発見。正式登山道ではないようだが無駄な登りを省略できそうなので行ってみる。目論見どおりピークを巻く水平道で反対側の1040m鞍部直下には造林小屋が登場。隙間は多いが作りはしっかりしているので雨宿りにはちょうどいいだろう。

 1040m鞍部から先は素直に県境稜線を歩く。心なしか今までより道が明瞭になったような? でも相変わらず標識は少ない。1070m肩で尾根が左に曲がるが、右に落ちる尾根には目印が続き黄色い標識に「八嶽団地A入口」との表記あり。この尾根を下ると団地にたどり着くのだろうか。近くの別の標識は歩いてきた方向を指して「東又峠へ」となっているので、林道が直下まで伸びた1000m鞍部のことを指しているのだろう。

 さらに進んで少し痩せた岩が目立つ尾根を通過。僅かに雪が残るが凍結はなく安心して歩ける状態。雪の上には足跡は無く、昨日と今日の訪問者は皆無らしい。

 山頂直下で樹林が開けて展望台と反射板が登場。展望台の入口には「東又集落跡付近の登山道は崩壊して通行止め」との注意書きあり。東又峠から下る道のことだろうか。あそこには警告は無かったなぁ。ここは小鞍部で南北に視界が開けているが、残念ながらどこの山が見えているのか、南ア深南部以外は分からなかった。

 ひと登りで三嶽山山頂。山頂標識があるがかなり古い遊歩道の看板もあって、昔よりは登られていないような印象を受けた。でも袖山よりは登られていそうな雰囲気だった。山頂は西側の樹林が開けるがそちらは小鞍部を挟んで同じような高さの尾根が続くので展望は得られない。

 帰りは往路を戻った。

 

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